『佛教史研究』バックナンバー

第19・20号(1984年12月20日)

(研 究)
宋朝天台浄土教の実践面の考察――古雲元粋述 「観堂長期修懺規式」 について  中山 正晃 1-22
北魏太武帝廃仏考  直海 玄哲 23-38
国家仏教と僧尼令  橋本 政良 39-57
律令体制下における楽舞の動向  宮城 洋一郎 58-68
推古朝における僧正僧都制の性格  平野 不退 69-87
親鸞教学の歴史像――とくに 「神祇観」 を中心に  間島 憲仁 88-113
戦国期三河本願寺門徒団における 「一向一揆」  中野 和之 114-134
仰誓撰 『妙好人伝』 編纂の発端  龍口 明生 135-146
近代における真宗の教学路線――とくに真俗二諦を中心として  日野 賢隆 147-162
仏教の 「厭世観」 と社会的活動――明治中期における仏教的慈善の展開とその論理形成について  山下 憲昭 163-176
アルフレッド・ブルーム氏に関する 「覚書」  朝枝 善照 1-11
新刊 紹介
二葉憲香著 『日本古代仏教史の研究』  177-179
彙   報
彙報  180-181

第18号(1983年9月30日)

研   究
中国南北朝と百済の仏教  洪 潤植 1-13
日本霊異記歌咏考  朝枝 善照 14-18
研究ノート
本願寺成立の特質――真宗教団史論への一前提  遠藤 一 19-32
薩摩の一向宗禁制理由に関する二・三の問題  鮫島 重喜 33-44
史料 紹介
明治初期真宗寺院史料について――奈良県興正寺派を中心として  高橋 延定 45-60
彙   報
彙報  61

第17号(1983年1月21日)

研   究
空海研究の問題点  正木 孝枝 1-25
往生伝に見る念仏者の様相――妙好人の原風景として  小林 俊二 26-48
研究ノート
求法僧の旅行記に見られる中央アジアの仏教  磯部 信孝 49-85
最近の行基研究について  宮城 洋一郎 86-97
紹   介
日野昭著『日本古代氏族伝承の研究』続編  98-99
活動記録
靖国神社問題(二)  ‘81年度「靖国」問題部会 100-101
彙   報
彙報  102-104

第16号(1982年3月1日)

研   究
第四結集の問題点  小玉 大圓 1-24
新仏教徒における神祇観とその問題点  藤本 佳男 25-49
Laternendecke と石窟空間  艸香 雄道 50-75
道璿比蘇寺入山考  平野 不退 76-97
研究ノート
鈴木正三の 「出家」 についての問題点――とくに思想形成に関する覚え書として  奥本 武裕 98-107
彙   報
彙報  108-109

第15号(1981年10月20日)

研   究
「靖国」 問題の核心  福嶋 寛隆 1-8
律蔵所載の仏伝――阿羅漢の意義をめぐって  龍口 明生 9-23
元興寺縁起の問題点  早瀬 豊 24-39
中世後期本願寺教権と一向一揆――対応論の検討を中心にして  遠藤 一 40-62
史料 紹介
石州学派学寮 『約條』 考  朝枝 善照 63-69
明治初期奈良県に於ける大麻配布に関する史料  高橋 延定 70-80
活動 記録
靖国神社問題(一)  ‘80年度編集委員会 81-88
彙   報
彙報  89-91

第14号(1980年11月20日)

研   究
仰誓の妙好人観  龍口 明生 1-29
初期太子観の形態について――「法皇」 「法王」 に関する田村圓澄氏説の検討  兼子 恵順 30-46
研究ノート
親鸞の神祇観についての問題点――「神祇不拝」 と 「神祇護念」 との構造について  竜沢 伸明 47-56
史料 紹介
熊本県山鹿市下町光専寺 『御条目』 『離末免書』 など離末関係の記録  日野 賢隆 57-66
『法要典拠上梓募縁簿』 考  朝枝 善照 67-70
新刊 紹介
朝枝善照著 『平安初期佛教史研究』  平野 修一 71-76
文献 目録
日本霊異記研究文献リスト  龍谷大学二葉研究室 77-82
小特集――「靖国神社」問題
「靖国神社国家護持法案」 の国会提出に反対し、その廃棄を要求する声明  龍谷大学佛教史研究会編集委員会 83-84
小特集にあたって  龍谷大学佛教史研究会編集委員会 85
「靖国神社」 問題関係年表  86-94
いわゆる 「国民感情」 とは何であるのか  向井 啓二 95-102
「ほんとうの人間」 であるために  藤原 正信 103-107
彙   報
彙報  108

第13号(1980年8月10日)

追悼のことば
故 静谷正雄先生を悼む  中川 嘉慧 1-5
静谷正雄教授著作目録  龍谷大学佛教史研究会 7-13
研   究
鎌倉期における末法思想について――とくに親鸞を中心に  福間 光超 15-39
鎌倉新仏教の成立基盤――特に法然の念仏聖的性格について  筑紫 文顕 41-72
加賀一向一揆の歴史的前提 (一)――在地領主層の一揆化を中心に  遠藤 一 73-99
研究ノート
『日本霊異記』 にみられる殺牛祭祀――中巻第五話 ・ 同二十四話を中心にして  森本 朝美 101-113
史料 紹介
佐賀県杵嶋郡白石町正行寺 「永代帳」 併に 「古格控」 等の記録  日野 賢隆 115-129
彙   報
彙報  131-132

第12号(1980年1月25日)

(研 究)
親鸞と現代  二葉 憲香 1-16
最澄の時代観と 『顕戒論』  朝枝 善照 17-32
沖縄における成人入会とその文化  知名 定寛 33-63
明治政府の宗教政策――信教自由論検討の前提として  藤原 正信 65-74
彙   報
彙報  75-77

第11号(1979年3月20日)

(研 究)
慶長 ・ 元和期における寺院法度――その再考への一試論  西脇 修 1-17
『新佛教』 と 「平民社」――特に堺利彦の交流を中心に  向井 啓二 19-40
律令体制と国家仏教――特に護国経典受容の側面について  藤岳 博昭 41-64
史料 紹介
『親聞妙好人伝』 (一)  土井 順一 65-73
書評と紹介
速水 侑著 『浄土信仰論』  藤本 佳男 75-93
静谷正雄著 『小乗仏教史の研究』  中川 嘉慧 95-102
彙   報
彙報  103

第10号(1977年12月1日)

(研 究)
猪名川中流域における行基の仏教運動  宮城 洋一郎 2-17
「江戸佛教と庶民」――妙好人伝を中心として  小川 道子 18-45
研究ノート
律令体制下における祭祀の諸問題――土馬と人形  笠井 敏光 46-61
史料 紹介
島根県市木浄泉寺蔵書調査報告一 『高城学士籍』 (一)  土井 順一 62-68
彙   報
彙報  69-70