『佛教史研究』バックナンバー

第52号(2014年11月20日)

論   文
高木顕明における信仰的葛藤――普遍的信仰と伝統宗学をめぐって  井之上 大輔 1-31
平安時代末期における皮膚病者と仏教  藤井 尚美 32-60
書   評
近藤俊太郎『天皇制国家と「精神主義」―清沢満之とその門下―』  宮﨑 寿洋 61-72
彙   報
佐藤智水先生のご退職  73
私と佐藤智水先生との思い出  桐原 孝見 74-76
史料 紹介
『宋高僧伝』朝鮮出身僧伝訳注  安田 純也 1-15

第51号(2013年3月30日)

論   文
中世大和長谷寺の造営と律家  大塚 紀弘 1-25
高木顕明の真宗信仰――先行研究の再検討と『日蓮宗非仏教』の分析  井之上 大輔 26-58
親鸞の人間観――特に「如来とひとし」について(下)  金見 倫吾 59-79

第50号(2012年9月30日)

論   文
宗叡の白山入山をめぐって――九世紀における神仏習合の進展(一)  吉田 一彦 1-27
臨時得度の政治思想  佐藤 文子 28-49
南都六宗における宗派意識の形成とその展開  中本 由美 50-87
叡尊・忍性の救済活動とその歴史的性格(下)  吉岡 諒 88-120

第49号(2012年7月31日)

論   文
近世 熊野比丘尼の存在形態  根井 浄 1-25
近世後期「捨世派」僧侶の布教と地域民衆――大日比西円寺の法岸・法洲・法道に着目して  上野 大輔 26-48
親鸞の人間観――特に「如来とひとし」について(上)  金見 倫吾 49-78
叡尊・忍性の救済活動とその歴史的性格(上)  吉岡 諒 79-111
室町戦国期の真宗史料点描  金龍 静 112-127
書   評
宇治和貴・斎藤信行編『真宗の歴史的研究』  吉岡 諒 128-138

第48号(2012年3月31日)

論   文
安国寺・利生塔の設置と地域・守護――伊賀国を事例に  大田 壮一郎 1-28
大谷光瑞の中国古陶磁研究  和田 秀寿 29-55
修正会・修二会の成立に関する一考察――古往来『東山往來』を手がかりに  山本 潤 56-77

第47号(2011年1月20日)

論   文
石清水八幡宮の柳禅尼如鏡と叡尊  細川 涼一 1-12
并州大寺・開化寺と曇鸞・道綽  栗三 直隆 13-34
親鸞と「悪人」――平雅行氏の所論を通して  忍関 崇 35-71
筑紫高等女学校における「戦時教学」の一側面――創設者水月哲英の「仏教・真宗」信仰の内実  井之上 大輔 72-98
貞観五年御霊会の成立とその意義――法相宗における宗派意識の発展を手がかりに  中本 由美 99-119
吐蕃ツェンポの末裔――ラ(ツァナ)・イェシェーギェンツェン、ティパ父子を中心に  大西 啓司 1-19

第46号(2010年3月31日)

論   文
『元享釈書』僧伝の編集基準  直林 不退 1-13
建永の法難について  遠藤 一 14-44
研究ノート
親鸞における「自信教人信」――佐貫三部経千部読誦の読み方  直海 玄哲 45-59
論   文
敦煌本『攝大乘論抄』の原本(守屋コレクション本)と後續部分(スタイン2554)とについて――翻刻と研究(後篇)  池田 將則 1-73

第45号(2009年7月31日)

論   文
信長の 「天下」 と一向一揆――元亀元年の開戦をめぐって  川端 泰幸 1-27
安土宗論における法華宗と信長政権の動向について――『安土宗論実録』・『己行記』・『信長公記』を素材として  大畑 博嗣 28-48
敦煌本『攝大乘論抄』の原本(守屋コレクション本)と後續部分(スタイン2554)とについて――翻刻と研究(前篇)  池田 將則 1-75

第44号(2008年10月31日)

論   文
仏教史研究草創期における「信と歴史」の問題――反省会と仏教清徒同志会とを中心に  中川 洋子 1-29
親鸞の救済における神祇不帰依の意義  宇治 和貴 30-54
敗戦後本願寺教団についての考察――敗戦前後における信仰の一貫性  赤渕 淳 55-71

第43号(2007年10月31日)

論   文
河北省涿県の北魏造像と邑義(前編)  佐藤 智水 1-47
本願寺「門跡成」ノート  安藤 弥 48-71
大谷光瑞とシンガポール本願寺  柴田 幹夫 72-101
資料 紹介
顕如上人文書纂について  金龍 静 102-118